ねおき

2021年に見た映画

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2021年は全部で50作の映画を見た。ああよかったなと思ったのは『希望の灯り』『幸福なラザロ』『バーニング 劇場版』『幸福路のチー』『アデル、ブルーは熱い色』の5作。

今年もまた映画館に行かなかった。家でAmazonプライムやhuluを使って鑑賞。フォロー中の監督や役者たちがNetflixのオリジナル作品に参加し始めたので、初めてNetflixを使ってみたりもした。

見た映画には、昨年と同じく見ようと思った理由を。それから今年は簡単な感想を添えてみた。

希望の灯り(2018)

ドイツ東部の巨大スーパーマーケットが舞台というのがおもしろそうで。主演のフランツ・ロゴフスキが謎めいた魅力を発揮していた。星ふたつ

希望のかなた(2017)

機会があれば見るアキ・カウリスマキ。『希望の灯り』を見たあとで、希望つながりというのも。兄と妹の話だが、兄と弟という設定だとどうなるのかなあ。星ひとつ

フレンチアルプスで起きたこと(2014)

理由は忘れてしまったが、前から気になっていた作品。同監督の『ザ・スクエア』ほど皮肉すぎず、冷たすぎず。男女あるある、家族あるある。星ふたつ

マラドーナ(2008)

フォロー中のエミール・クストリッツァによるドキュメンタリー。星ひとつ

誰もがそれを知っている(2018)

フォロー中のアスガー・ファルハディの作品。星ふたつ

あさがくるまえに(2016)

アマプラで目に留まったフランス映画。エマニュエル・セニエが出ているのもあり。ル・アーブルの街をすーと移動する視点がよかった。星ふたつ

ローマ環状線、めぐりゆく人生たち(2013)

アマプラで目に留まり。ローマ郊外に暮らす人々の今を切り取ったポートレート。ヤシの木に住み着くゾウムシの音を聞き取る人がいたり。星ひとつ

バーニング・ゴースト(2019)

マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル作品がアマプラで見れたので、その中から。夜に映える青色がいつもどこかにあってきれいだった。青年のきらきら光る上着が異世界感。星ひとつ

幸福なラザロ(2018)

タバコの葉が印象的なポスターと、隔絶された現代の荘園という設定が気になり。寓話と現実のすり合わせが絶妙。与えることと奪うことの対比。星みっつ

天国でまた会おう(2017)

予告を見て、主人公がつけていた仮面の造形がおもしろかったので。しかし、すべてがおもしろくなかった。軽薄。少女が男にとって都合のよい象徴みたい。星なし

荒野にて(2017)

荒野、馬、少年という設定にひかれ。痛ましい物語だったが、馬はいつもよい顔だ。星ひとつ

エタニティ 永遠の花たちへ(2016)

フォロー中のオドレイ・トトゥが出ているのと、映像がきれいなトラン・アン・ユン監督。星ひとつ

告白小説、その結末(2017)

フォロー中のロマン・ポランスキーの作品。星ひとつ

よこがお(2019)

フォロー中の市川実日子が出演。星ふたつ

婚約者の友人(2016)

機会があれば見るフランソワ・オゾン。友人役のピエール・ニネの中性的な見た目に深読みしすぎて、オゾン監督に踊らされた。星ふたつ

スケート・キッチン(2018)

NYのスケーター少女たちが出演というのに引かれ。ガスライティングという言葉などを知った。星ひとつ

アクアマン(2018)

気楽に見れて映像がきれいそうと思い。あとで気付いたが、主演はゲーム・オブ・スローンズの馬族の人だった。星ひとつ

つぐない(2007)

フォロー中のイアン・マキューアンの『贖罪』が原作の映画。主人公の少女が原作で思い描いた通りの小生意気さだった。星ひとつ

ノクターナル・アニマルズ(2016)

フォロー中のジュリアン・ムーアが出ていた『シングルマン』の監督トム・フォードの作品。よくわからなかったよ。星ひとつ

バーニング 劇場版(2018)

村上春樹の原作をどのように映画にするのかと。主演の3人がとてもよかった。底辺を流れる薄気味悪さも。星みっつ

ヘレディタリー 継承(2018)

低予算のヒット作というのに興味を持ち。機能不全家族が怖い。レトロオカルトに必須のお節介おばちゃんが登場。星ひとつ

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016)

アマプラで見かけて。表題の町は実在するらしい。大人の会話術を放棄した主人公が生み出す居心地の悪さが独特な雰囲気。星ひとつ

バベットの晩餐会(1987)

アマプラで目に留まった古いデンマーク映画。質素なプロテスタントの人たちがフランス料理をどう捉えていたのかに興味を持ち。星ひとつ

Love Letter(1995)

韓国で何度も再上映されていることを知り、見てみたくなった。放課後の自転車置き場(の鈴木蘭々)に既視感。昔、見たことがあったのかも。星ひとつ

ガーンジー島の読書会の秘密(2018)

アマプラで見かけて。イギリス海峡にあるガーンジー島の歴史を知ることができるかと思って。軽い感じの恋話だったけれど。星ひとつ

ブエノスアイレス恋愛事情(2003)

アマプラで。都会建築と恋愛の組み合わせがおもしろそうで。原題のmedianerasはブエノスアイレス特有の言葉らしい。共有しつつ隔てるもの。星ひとつ

パラサイト 半地下の家族(2016)

ポン・ジュノの話題作品ということで。金持ちの下衆と貧乏な下衆の応酬に共感できず、遠巻きに見ていた。星ひとつ

心のカルテ(2017)

フォロー中のリリ・テイラーが出演。Netflix(を1か月だけ契約して独占映画を見よう)月間の一環で。星ふたつ

ELI イーライ(2019)

フォロー中のリリ・テイラーが出演。Netflix月間。星ひとつ

向かい風(2011)

フォロー中のオドレイ・トトゥが出演。劇場未公開でDVDも未発売だけれど、Netflixでいつのまにか配信されていた。星ひとつ

ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ(2021)

フォロー中のジュリアン・ムーアが出演。Netflix月間。星ふたつ

TENET テネット(2020)

「わからない」と話題だったので。私もだんだんこんがらがってきて、わけがわからなかった。映像に頭がついていかない。星ひとつ

凱里ブルース(2015)

ポスターと表題の響きがよいなあと思い。凱里は地名。中国の田舎の様子が知れて興味深かった。星ひとつ

幸福路のチー(2017)

台湾のアニメを見たことがないのと、表題がよいなと思い。台湾の歴史と文化が感じられる良作だった。星ふたつ

ベイビー・ドライバー(2017)

話題になっていたので。リリー・ジェームズはいつ見てもリリー・ジェームズ。星ひとつ

ジョーカー(2019)

話題の理由を知りたくて。ジョーカーを弱者扱いすることに制作者のメッセージを見出せず、もやもや。星ひとつ

ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密(2019)

館で密室殺人、謎解き〜というのがおもしろそうで。序盤が説明的であきらめようかと思ったが、がんばって見た。星ひとつ

めぐりあう日(2015)

いつか見たい『冬の小鳥』の監督ウニー・ルコントの作品。小さな差別は韓国から里子でフランスに行った監督だから描けるのかと思ったり。星ひとつ

ファイティング・ファミリー(2019)

実話に基づくプロレス一家の話というのに興味を持ち。主演の人の表情がよかった。星ひとつ

菊とギロチン(2018)

女相撲の映画ということで見ておかねばと。聞き取れない邦画の見本みたいだったが、格技シーンと生き様の融合に迫力があってよかった。星ひとつ

フラワーショウ!(2015)

イギリスのフラワーショウを知れるかと思い見てみたが。古臭い感覚の夢に!恋に!な話だった。星なし

ジョジョ・ラビット(2019)

見てみたいと思っていた『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』の監督タイカ・ワイティティの作品。コメディだけれど、私はナチスを笑えなかった。星ひとつ

第三夫人と髪飾り(2018)

ベトナムの第三夫人というのに引かれて。映像と音がきれいで官能的だった。撮影地チャンアンの地形や風景も。星ひとつ

クレアのカメラ(2017)

カンヌ映画祭の合間に撮った映画というのに興味を持ち。華やかイザベル・ユペールさん。星ひとつ

ブラ!ブラ!ブラ!胸いっぱいの愛を(2018)

ミキ・マノイロヴィッチが出ているのと、撮影地がアゼルバイジャンというのに引かれ。ほぼ変態の話だが、ミキさんの魅力でほのぼの。星ひとつ

未来よ こんにちは(2016)

アマプラで見かけて。イザベル・ユペールさんが出演。太くて低くて少しざらっとしたすてきな声。一度捨てた花束をまた戻す場面がよかった。星ひとつ

ともしび(2017)

苦手なのに見てしまうシャーロット・ランプリング出演。老いてさらに増す顔の怖さというか。無表情なのに複雑な表情。星ひとつ

フィッシュマンの涙(2015)

変なポスターで気になりつつも見るのをためらっていた作品。見てよかった。哀愁の魚人間。星ひとつ

アデル、ブルーは熱い色(2013)

主演の二人がこの監督の作品にはもう出たくないと言っていたので気になっていた。アデルの表情、食事の場面が印象的。星ふたつ

インターステラー(2014)

『TENET テネット』がわからなすぎたので、同監督のSF作品を見てみようかと。ディストピア設定を予想していなかったので少しびっくり。星ふたつ