ねおき

バスケ観戦(ディジョン対ナンテール)

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バスケのユーロカップをテレビで見ていると、実況者が「さとぅ」と言うのが聞こえた。日本人?とよく見ると、中央アフリカ出身アメリカ経由のSato Romain選手だった。

フランスからはユーロカップへ3チームが参加している。ナンテール(Nanterre)が現在2勝2敗で、3チームのうち一番よい成績のようだ。

先日、私の住む町ディジョン(Dijon)のチームが国内リーグでそのナンテールを迎える試合があったので、見に行った。

ディジョンのホームアリーナは町の中心からトラムで5分ほどの場所にある。収容人数は約4,600人。その日は8割方埋まっていた。

料金は2階の指定席で10ユーロ。日本(のbjリーグ)と比べると安め。チケットは事前にインターネットで購入し、印刷したものを会場へ持参した。入り口で係員にチケットのバーコードを読み取ってもらい、荷物検査を受ける。

入り口は東(Est)と西(Ouest)に分かれていて、東と西にそれぞれ長い辺の観客席、南と北にバスケットがある。チームベンチは東側。西側はアウェイ席なのか、2階の上方には太鼓を持ったナンテールのブースターが陣取っていた。ディジョンの太鼓を持った人たちは南側のバスケット裏と北側の2階角に。太鼓は両チーム合わせて10器ほどあったが、それほど大きくないアリーナ内で聞くとかなりの音量で、子供には耳当てが必要ではないかと思った。

応援は太鼓などの鳴り物と拍手、指笛、MC先導の掛け声という感じ。この指笛、私は日本で琉球ゴールデンキングスの試合をよく見るのだけれど、指笛の得意な沖縄の人も顔負けのすごさだった。ぴゅーぴゅー。

しかし、みなさん本当に熱心に観戦している。土曜の夜なのに酔っ払って野次を飛ばすような人もいず、純粋にバスケを見るために集まっているという空気が心地よかった。

前回のディジョンの試合をテレビで見たとき、スコアは40点台の上、よくない負け方をしていた。今回の試合はどうだろうと少し不安だったが、ナンテールを8点差で破る、なかなかおもしろい試合だった。

両チームとも運動量が多く、よく走り、よく動く。しかし、ハンドリングが悪いのか、びっくりするようなパスミスが多い。双方に同じ程度のミスがあったのでよかったものの、強いチームと戦うときにこういうミスは致命的だろうと思った。